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YUiMAが創造

地球の未来を支える、100年耐久の新素材


Aion Film(アイオンフィルム)

ナノ構造フィルムの4層断面図(自己修復層・無機ポリマー層・ナノクレイ層・塩系エネルギー膜)

ナノ構造フィルムの層構造について

このセクションでは、ナノ構造フィルムを構成する4つの層について解説しています。 自己修復層、無機ポリマー層、ナノクレイ層、塩系エネルギー膜が積層されることで、 100年耐久と柔軟性を両立する素材構造が形成されます。



この素材は何をするものか

このフィルムは「電気を作る素材」ではありません。
その役割は、電気エネルギーを劣化させずに安定化し、 長期間にわたって保持・保護するための“未来型エネルギー安定化フィルム”です。

① 電気を作る素材ではない

太陽光パネルや電池のように電気を発生させる機能はありません。
この素材は「発電」ではなく「電気を守る」ことに特化しています。

② 電気を劣化させずに保持する

最下層の塩固定化膜(–SO₃⁻Na⁺)がイオンの移動を抑制し、 電気信号や微弱エネルギーが長期間安定して流れる環境を作ります。
これにより、従来の絶縁膜よりも高い耐久性と安定性を実現します。

③ 100年耐久の絶縁・保護フィルムとして機能

無機ポリマー層とナノクレイ層が構造的に安定しているため、 紫外線・熱・湿度などの環境変化に強く、100年スパンでの使用を想定できます。
電子デバイス、建材、光学部材などの“基盤素材”として利用可能です。

④ 構造色による光学制御

ナノクレイ層の層間距離が青色光の波長と一致することで、 色素を使わずに青く見える「構造色」を実現します。
光学フィルムやデザイン用途にも応用できます。




ナノ構造フィルムの製造プロセス

このフィルムは、色素を一切使用せず、素材そのもののナノ構造によって青く見える未来型素材です。 無機ポリマーとナノクレイを組み合わせ、自然に形成される層構造を利用して光を制御します。

① 無機ポリマー基材の調整

透明なポリシロキサンを主成分とした基材を調合します。
Si–O–Si の無機骨格を持つため、長期安定性と耐候性に優れています。
この段階で、1〜2%の自己修復ポリマーを均一に混合し、曲げによる微細な亀裂を自動修復できるようにします。

② ナノクレイの分散と層形成

層状ケイ酸塩(ナノクレイ)を水系またはアルコール系媒体に分散させます。
クレイは数nm〜数十nmの薄い板状構造を持ち、自然に積層しやすい性質があります。
この分散液を基材上に塗布すると、乾燥過程でクレイが自発的に整列し、光の干渉を生む層が形成されます。

③ ナノ構造の固定化

形成されたクレイ層を低温でゆっくり乾燥させ、層間距離を安定化させます。
この層間距離が青色光の波長と一致することで、色素を使わずに青く見える構造色が生まれます。

④ 塩系エネルギー膜の固定化

最下層には、Na⁺をポリマー骨格に固定化したエネルギー膜を形成します。
–SO₃⁻Na⁺ の形で固定されているため、水に溶け出さず、長期間安定して機能します。

⑤ 全層のラミネートと仕上げ

各層をロール・ツー・ロール方式で積層し、均一な厚みのフィルムとして仕上げます。
これにより、柔軟性・耐久性・光学特性を兼ね備えたナノ構造フィルムが完成します。



ナノ構造フィルムを実現するための最終調整(詰め工程)

この素材を実際に製造可能なレベルまで仕上げるためには、4つの工程を精密化する必要があります。 いずれも現実の材料科学で実行可能なプロセスであり、これらを最適化することで未来素材として成立します。

① ナノクレイ層の層間距離を揃える

青色光の干渉を生むためには、クレイ層の間隔を 100〜200nm に揃える必要があります。
クレイ濃度(1.5〜3%)、乾燥温度(40〜60℃)、溶媒の揮発速度を調整し、 層が自然に整列する条件を見つけることが最重要ポイントです。

② 無機ポリマーとの界面を強化する

層の剥離を防ぐため、界面の化学結合を増やします。
シランカップリング剤を 0.5〜1% 添加することで、クレイと無機ポリマーが強固に結合し、 長期安定性が向上します。必要に応じて低出力プラズマ処理も併用します。

③ ロール・ツー・ロール塗布条件の最適化

量産を前提とした場合、塗布厚み(1〜5µm)、ライン速度(0.5〜2m/min)、 乾燥ゾーンの温度(40〜60℃)を安定させることが重要です。
ゆっくり塗布し、ゆっくり乾燥させることで、層構造が乱れず均一な光学特性が得られます。

④ Na固定化層の安定化

エネルギー膜として機能する塩系層は、Na⁺が動かないように固定化する必要があります。
–SO₃⁻Na⁺ の固定化率を高め、UV硬化または熱硬化によって架橋構造を形成することで、 100年耐久の安定性を実現します。



① 自己修復ポリマー層(1〜2%混合)

  • 透明
  • 曲げた時のナノクラックを自動で埋める

保護・耐久性UP

② 無機ポリマー(ポリシロキサン)層

化学式: (SiO(CH₃)₂)n

  • 透明
  • 砂(SiO₂)に戻る環境素材
  • 100年耐久のベース膜

光が通る

③ ナノクレイ層(層状ケイ酸塩)

化学式: (Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2·nH₂O

  • 数nm〜数十nmの層が自然に積み重なる
  • 層の厚みが光を干渉させて青だけ強く反射
  • 色素ゼロ、添加ゼロ
  • 青は“勝手に見えるだけ”

エネルギー層を守る

④ 固定化された塩系エネルギー膜

  • Na⁺をポリマーに固定化(–SO₃⁻Na⁺)
  • 水に溶けない
  • 100年安定